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B'zガタリ。#ミドリ→シャア激論。
・--2002/8/4/20:38
グリーンって何よ。GREENって。
7月発売の新譜『GREEN』のアルバムタイトル見た瞬間、呆気にとられた私。ソンナ、アナタ、映画『フィフィスエレメント』のアジャパーDJじゃあるまいし(爆)

でも、今はオールオケー。
なぜなら、CCA登場のサイコフレームの輝きはGREEN。



それでいいのか、井沢?!
嘘。嘘。

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笑顔のうらに 何がある
心変わり 隠し通す
傷つけないためだけかい
はっきり言ってくれていいよ


オトナになれよってボクを見下ろすけど 笑えるよ
こだわり捨てていっただけだろ

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『STAY GREEN』の冒頭歌詞にキュピーンとひらめき走りました。
…なんというか、年とった分、コズルイ性分が加算された二人と、一方で、Z時代初期の剥き出しの刃に似たギラついたカミーユの洞察、みたいなイメージが浮かんできました。キュピーン、と(笑)

CCAの頃には、カミーユも22。
尾崎豊じゃないけれど、17歳の時のストレートな感情というものは、オトナになるにつれ「恥ずかしいから」とフィルターかけられていって、丸くなるかもしれない。
優しさとはちがう、また別の、曖昧な言い回しが増えていくのか。それを「オトナの事情」とか自己弁護するのか。

しかし、CCAでもカミーユはカミーユである気がする。
不器用で優しくて、怒りんぼうで、泣き虫。

一方、シャアはどうだ。
作中、「シャアは純粋」と語る女性陣は多いけれど、それは「頑固」ってことではないかと思うわけで。
純粋ならば、感情剥き出しで突っ走っていく不器用人生歩むよ。CCAで自分を道化にさせるなど、認めるわけがない。

女性が純粋と詠い、男性がエゴと罵る、シャアの本性って「親を求める子供の庇護心」ではないかと。そこに母性を打ち抜かれ、女はなびき、男は反吐を吐く。シャアを頼ろうと縋ろうとする女(レコア・ロンド)は、彼の本質を見抜き、去っていったが正解であろう。
親を求める子供の庇護心。男女の性差を補完すべく、娘は父を、息子は母を求む。時が経ち、結婚適齢期になれば、親を求む気持ちは家族を求む心になって、つまり、それは、嫁&婿&恋を渇望する欲へ成長する。しかし、本質は同じである。
だが、シャアの感情は、20歳で止まってしまっているだろう。彼の20歳は、父ジオンの復讐で駆け巡る青春時代、普通に暮らしと違うのだから、その精神も幼稚な子供のまま、未熟であったといえないだろうか。たとえ、『赤い彗星』の異名とる歴代の戦士だろうとも、強い精神とMS操縦の差は絶対相互するものではないのだ(例:カミーユ)。

その時の彼は、ララァを部下に配していたが、「親を求める子供の庇護心」から脱却できない彼は彼女への感情を、恋愛か、思慕か、キレイなものを愛でる単純な感情か、区別できなかった。理解できなかった。恋愛感情かどうか判別する前に、ララァが(アムロのせいで)死んでしまったから、その思い出は「初恋」と名のつく美しくも滑稽な幻と転じてしまった。
しかし、彼は愛について理解していなかっただろう。そのことはガルマの件で露呈する。

彼は幼少時に、父ジオンを暗殺され、故郷サイド3を命からがら逃れている。年齢的に物事の善悪の定規ができあがる頃の、小学生の時分である。ランバ・ラルによれば「心根のやさしい子」だったらしい。
「優しい→家族思い→尊敬する親が殺される→家族思い→復讐を誓う→「シャア・アズナブル」誕生→自分を親友だと語るガルマとて、仇敵じゃあ→ザビ家一掃計画、誕生。」の、彼の半生を考えるに至り、彼がどれほどの人間を信じ、他人の言葉に耳を傾けたのであろうか?耳かきひと匙でもあったなら、まず、イセリナとラブラブなガルマを殺らんだろうさ。
『Z』で1年戦争時の復讐劇を、「私はスペースノイドの未来のために」とか自己弁護しているが、いや…あれは復讐そのものでしょうに(爆)
シャアは頑固だ。シャアは頑固だ。己が掲げた柱をおびやかす意見を否定にひた走り、白蟻駆除のごとく、排除しまくる耳を貸さない人間だ。つまり、頑固一徹。星一徹。

彼の心は幼い。
腕っぷしが強く、顔がよく、気高い理想を掲げようとも、オトナのズルさに嫌気を指している段階で、彼はそれを乗り越える努力を放棄した。放棄して、まだオトナに侵されていない子供たちに自分の希望を映し込む。慈しむ。
ララァとか、クェスとか、カミーユとか。
だから、ロリ○ンとか疑われるんだよ、シャア(嘆)
彼が乗り越えられないもの、壁、それは心理学の直球、父親であり、ジオン・ダイクンのコントリズムそのものだ。しかし、コントリズムを自分の美学にしているままでは、乗り越えることはできない。自己否定は敵わない。シャア、ふがいない男よのぉ。一発殴ってやれ、カミーユたん。

よし、「シャア=純粋」説を私はあえて否定させていただこう。
しかし、ここまで頑固だと純粋に見えなくもないが、彼の手は謀略で黒く染まりすぎている。


さて。
この私の文を読んだ後に、『FOREVER MINE』を聴いてみると、いいかもしれません。
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夢に溺れ 因果応報
生まれ変わりたい 輪廻転生

本当に好きだって事
気づくのがいつも遅い

You're forever mine ボクのもんだろ
ずっと思いこんではしゃいだ night

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…そうか、はしゃいでいたのか、アンタ…(違)
この中の「YOU」がララァかアムロかガルマかニュータイプそのものかどーかは、聴いた人の耳に任せるが、私的にはクワカミのひとなので、ここはやっぱカミーユで。
しかし、you=彼と連想すると、本当にシャアはカミーユのことを人権無視な上に思いやりゼロな人形(道具)扱いしていたように思えてくるから、フクザツ…。

やはり、カミーユ・ビダンさんには、CCAの裏で押しかけ女房になってもらうしか(爆)

ホント、ララァとか「行け、アクシズ!」とかシャアVSアムロ云々叫んでマスが。総帥、カミーユに一発ぶん殴ってもらったら全部チャラになった話ではなかろうか、CCA。
ということで、うちのCCAではカミーユ登場の暁には、シャアVSカミーユのMSバトル書こうかと。勝敗はいかほどヌカドコ(謎)

http://bz-vermillion.com/



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素材元 [Little Eden]
*雑記『本日乃言葉』よりリサイクル掲載です*