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CCAガタリ。 ・--2002/7/19/21:40 許すまじ、シャア。 またもやダム話です。 しかも、知る人極まれなCCAです。ごめん。 CCAって、『Char's COUNTER ATTACK』の略なんですが。 ええ、『逆襲のシャア』って映画のことです。 当然のことながら、劇場で見たクチですが。 先週、事務所で一大合宿して、ZとZZとこれを全話観終わりました。 私、つい昨日まで、この映画の年代(宇宙世紀)を見誤っていまして。今まで、この話って、数年経っているとはいえ、『初代Gの正統なる後継作品』と思っていたんです。 つまり、ZやZZは外伝みたいなものだと思ってて。 んが。実のところ、 初代G(U.C.0079-80) →ZG (U.C.0087-88) →ZZG(U.C.0088-89) →CCA(U.C.0093) なんですって。 ええッ?!ZZの4年後に『逆シャア』なんですか?! だって、CCAには初代キャラはいても、ZやZZのキャラって出てないし…あ、一人だけ、アストナージさんが……彼が出てくる(そして死ぬ)くらいなら…何故、カミーユが出てこん!!とか思っちゃったんです。 いや、クワカミの私でなくとも、いっしょに観たひと達は、みんな思いました。 「めっちゃ、矛盾してるやん。」 そうなんですよ。奴の行動はぁ! このCCAって映画は、シャアとアムロの決着をつけさせる為だけの話なんですよ。 知らない方へお話すると、ジオンの残党からなるネオジオンの総帥となったシャアは「地球に核の冬」をもたらそうとし、地球全土へ宣戦布告、人工隕石(5thMoon)を落とし、アムロは彼を止めようと宇宙に出るが、次に落ちてくるのはかつてのジオンの象徴である要塞アクシズだった…。 つまり、お懐かしいジオンVS連邦の対立構図です。 ただ、既に地球連邦の中枢は腐敗しており、今だにNTを恐れて認めず、コロニーのひとを迫害しています。まぁ、初代に感じた「連邦軍=正義」の構図は、『Z』1話からガラガラと崩れていますけれどね。 で。 何が矛盾しているかというと。 ・『ZZ』途中で影武者とすり替わり、行方不明となったミネバ・ザビはどうした。 ・あんた、(『Z』前に)ネオジオン抜けたでしょ。 ・地球の環境保護をあれだけ訴えていたのに、隕石落とすとは何事?! ・『Z』最終話で行方不明、『ZZ』でも登場しない間の5年間、あんたは一体なにしてたの?! ・『ZZ』最終話で完全復活した(はずの)カミーユは何故でてこない 話の主題、シャアとアムロの決着はそれでいい。 けれど、あんた、なんで地球に隕石落とすのよ! たぶん、この映画は「隕石(5thMoon)落とし」と「要塞アクシズ落とし」を「あのシャアがやる」ということで本当の意味の「逆襲」を狙いたかったのだと思うのですが。 ファンとしては、複雑。 何故ならば、カミーユはそんなこと望んじゃいないからです。 『Z』を知らない人へ補足説明すると、カミーユは17歳の民間人で、差し迫った戦う理由もなく、エゥーゴの組織へ巻き込まれた青年でした。 偵察で忍びこんだクワトロ(シャア)とたまたま出会い、「来るか?」と言われたからついてきたという、MSの腕は立つが、ちょっと責任感のない子供でした。 当然、当初は我侭で臆病で自己中心的で、組織の大人は手を焼いてましたが、根は優しい子です。戦火の中で色々な惨劇を目にしながらも、敵であるハマーンにさえも「ひとは分かり合えるはずだ」と信じて己を励ましていました。しかし、最終決戦で勝ちはしたが、ついに精神が耐えられなくなり、自己崩壊を起こします。 MSの腕は立ちます。アムロ並みのニュータイプの素質にクワトロは惚れこみ、彼に戦いの術を教え、戦場では彼を援護する事も頻繁…あの我がまま大将シャアが「援護」よ! 始めは反発していたカミーユも、クワトロの腕を認めざる負えなくなり、やがて、信頼できる大人として彼を尊敬し、彼の理想を理解します。そして、彼はクワトロの右腕になるほど、能力も心も成長しました。 クワトロも、彼に、NTとしての希望を見ていました。だから、必死で守ろうとしていたのだと思います。 物語序盤、シャアのことを知っているかと素性を隠したままのクワトロ(つまりシャア)へ、「尊敬していますよ。けれど馬鹿な人だ」とダイレクトアタックかました彼は、最終決戦で「俺は信じてますから!」と命預けてまで助けようとした。 しかし、結果は、逆に窮地をクワトロに助けられたあげくにクワトロのMSは四肢破壊され、行方不明となり……戦場で孤立したカミーユは精神を壊すほどの力を出して、敵をつぶした。 …その後、一年後に奇蹟的に自我が復活するのですけれど(『ZZ』最終話)、精神が壊れているにも関わらず、NT能力で戦場にいる味方を助けるなど神業こなします。見てるこっちが痛々しくって悲しいです。 けれど、彼は誰も憎んではおらず、ただ、人の命を弄ぶような人間・団体が許せないというのに…だ。 映画『逆襲のシャア』で、何故、出てこないのだ、カミーユは! 彼の理解者であり、実質の弟子でもあったカミーユは、彼の愚行を爪噛んで見ていたとでも? しかし、彼の「カ」の字も出てこないんだわ、映画には。ブライトさんの息子なんざいいから、出せカミーユ!である。 カミーユならば、彼を止める。 だから、彼は出せなかったのかもしれない。 シャアに敵対する者は、アムロでなくてはならないし、逆に、カミーユがシャアに荷担することはありえないからだ。 かつてのコロニー落としと同じ手を使う彼を、彼は認めはしまい。 しかし、黙ってもいないはずなのだ。 それなのに、舞台に上がってこないということは… …もしかして、死… うわわわわわわあああああああああッッ!!!!! (号泣しつつ脱兎) |
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素材元 [Little Eden]
*雑記『本日乃言葉』よりリサイクル掲載です*