- ・カイ・シデン
- ……『初代』『Z』に登場。
初代『機動戦士ガンダム』にて、連邦軍ホワイトベース乗員(MSガンキャノン・パイロット)だった青年。
『Z』ジャブロー降下作戦時に、ジャーナリストとして再登場し、ハヤトやカミーユ達にクワトロの正体を教え、クワトロことシャアを「卑怯者」だとなじる。
その後消息を絶った彼は、ダカールの演説を何処かの酒場で聞いていた。
『Z』の話とカミーユとクワトロの信頼関係がややこしくなったのは、多分にこの男のせい。
*実は、カイは『初代』で生のシャアを見たことはありません。1年戦争後にジャーナリストのツテで、シャアの素性などを知ったと思われる。
*『劇場版CCA』での登場はなし。
- ・ウォン・リー
- ……『Z』『ZZ』で登場。
エゥーゴの出資者(金銭的援助者)の一人であり、MS産業の大御所「アナハイム・エレクトロニクス(AE)」の要人。AE社会長メラニー=ヒュー=カーバインより、エゥーゴへのアナハイム側支援行動の全権を任されている。彼はジャブロー降下作戦の強行姿勢やカミーユへの修正など横暴でみえるが、その実、規律厳しくも血の熱い行動派の指揮官気質であった。
『ZZ』にも月で再登場する。カミーユの病状を少なからず案じていた。
*『劇場版CCA』での登場はなし。
- ・ファ・ユイリィ
- ……『Z』『ZZ』で登場。
カミーユ・ビダンの幼馴染である少女。家が隣同士らしい。
仲がよいのか悪いのかわからないようなじゃれ合いをよくやる二人だが、カミーユがティターンズの基地からMK=2を強奪したことが原因で、彼と縁のあったファの家族は反ティターンズ意識がある危険分子と見なされ、強制収容所送りにされかける。そこをティターンズへ反感を覚えたブライト・ノアに助けられるのだが、家族は離散、ファのみアーガマでカミーユと再会することとなる。
その後、身寄りがない彼女はいったん月へ送られるも、カミーユといっしょにいたい一心でエゥーゴへ参加し、月でMSの訓練も受ける。以後、軍曹扱いでアーガマ乗員登録された彼女は、MSメタスの戦闘パイロットとしてしばしば出撃するが、彼女が戦うことをカミーユは反対していた。実際のところ、応戦はするものの、彼女は敵パイロットを撃墜したことはない。
また、彼女もカミーユと同じくニュータイプの素養があり、カミーユの位置を把握したり、戦場で死んでいく人間の思念を感じることも度々あったが、エースパイロットのカミーユとは違い、人を殺すことを知らない彼女は「気持ち悪さ」を覚えても、死へ過敏に反応することができなかったため、幸いにも自我を保つことができた。
グリプス戦役後は、アーガマで唯一生き残ったパイロットとしてハマーン勢力と対抗する一方、心神喪失状態のカミーユを看病する健気さを全面に押し出す『ZZ』序盤であった。
旧サイド1コロニー、シャングリラで出会ったジュドーらと出会い、彼らにアーガマの戦力を任せた後はカミーユの療養のため、地球へ降りた。再びジュドーやブライト達と出会うのは『ZZ』35〜37話にて、イギリス・ダブリン郊外である。しかし、再会も束の間、ダブリンへコロニー落としをかけるハマーンの思惑が立ちふさがり、辛くも脱出したものの、大量殺人を目にしたカミーユは回復しかけた心を再び閉ざしてしまった。その後も、彼女の献身的な介護は続き、『ZZ』最終話で海岸を走る二人の姿を目にするラスト…Zファンとしてはハッピーエンドと思いたい。
*『劇場版CCA』での登場はなし。
- ・ナナイ・ミゲル
- ……『逆襲のシャア(CCA)』に登場。
ネオ・ジオン軍将校であり、ニュータイプ研究所所長。ギュネイ・ガスやクェス・エア(パラヤ)の直属の上司である。彼女自身もニュータイプの素養があり、戦闘時にシャアへアドバイスを送ることもある。また、シャアとは私的な愛人関係をもっている。
シャア個人を深く理解しており、母性で彼を包んでいたが、自身もまた男なる彼に縋り頼っていた節があったため、その点で彼から厭われた面も見受けられた。劇場版の終局では、シャアを案じるあまりアクシズで戦う彼へ思念を送るも、「男の戦いに水を差すな!」と彼自身に一蹴された、かわいそう女性であった。
個人的に、CCA後はレウルーラ艦長ラウル氏とよい仲になっていただければ…と、願います。(シャアはカミーユにくれてやりたいので…)
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